鍼灸師は鍼(はり)と灸(きゅう)を使用し、体の自然治癒力を高める施術を行う職業です。
鍼灸師はプロである技術を持っていることに加えて、いろいろな要素から「モテる」職業とも言われています。
また、鍼灸師はどこで相手と出会うか、どのように恋愛をするかといったことが気になる方も多いですよね。
今回は、鍼灸師がモテる理由に加えて、鍼灸師の恋愛事情について解説します。
1.鍼灸師がモテる理由
鍼灸師とは、身体のツボをはりで刺激するはり師と、ツボをきゅうで暖めるきゅう師両方の資格と技術を持つ職業です。
鍼灸師はさまざまな要素から「モテる」職業とも言われています。「なぜ鍼灸師がモテるのか」その理由として、以下の4つが考えられます。
①.相手の気持ちに寄り添える
②.国家資格で失業の心配がない
③.独立開業したら高収入に
④.ケガや痛みがあるときに癒してくれそう
それぞれの理由について解説します。
①.相手の気持ちに寄り添える
鍼灸師の元には、さまざまな体の不調を訴える方が訪れます。鍼灸師ははりと灸によって体に刺激を与え、人間の自然治癒力を活性化させる施術を提供 します。
鍼灸師が患者さんに的確な施術を提供するには、患者さんに出ている不調や不調のある箇所をしっかり聞き出さなければいけません。
また患者さんに施術を提供するときには、患者さんの体に直接触れて、コミュニケーションを取りながら行います。患者さんの体の不調についても寄り添い、患者さんの話を聞く聞き上手に徹することが求められる場合もあります。
自分の話をしっかり聞いてくれて、的確な施術を提供してくれる鍼灸師は、患者さんにとっては信頼できる存在となります。
このことから、患者さんの気持ちに寄り添い、コミュニケーションを取れる鍼灸師は信頼される、すなわちモテると言えるでしょう。
②.国家資格で失業の心配がない
鍼灸師になるには、認定された専門学校か大学・短大ではり・きゅうの技能と知識を3年以上修学し、国家試験を受験しはり師免許、きゅう師免許を取得する必要があります。
国家資格を持つ鍼灸師のニーズは治療院にとどまらず、介護施設などの福祉の現場、スポーツの現場などにおよびます。
マイナビウーマンの交際経験のある20代未婚女性へのアンケート調査をもとに発表された「【20代女性にモテる】男性の職業ランキング」では第10位に資格を持つ「専門職」がランクインしています。
「資格が必須の専門職。将来のことが考えられるから」という意見 があり、失業の心配が少ない専門職である鍼灸師も、安定性が高いことがモテるひとつの要素であると言えるでしょう。
③.独立開業したら高収入に
鍼灸師ははり・きゅう治療院などに数年間勤務して経験を積んだ後、独立開業をする方も多くいます。
開業し多くの患者さんが通う治療院の経営に成功すれば、高収入が得られます。高収入となる可能性が高い職業であることも、鍼灸師がモテる理由のひとつです。
④.ケガや痛みがあるときに癒してくれそう
鍼灸師は、体に不調が出たとき、ケガをしてしまったときなどに鍼灸師としての知識や技術を活かして、サポートを提供できる職種です。
恋人やパートナー、家族などがケガをしたときにも、頼りになる存在となるでしょう。また、体の不調をはじめとした悩みがあるときにも、鍼灸師が家族にいれば気軽に相談ができます。
自分にケガや痛みがあるときに助けてくれる存在となることも、鍼灸師がモテる理由と言えます。
2.鍼灸師の恋愛事情
モテる要素をたくさん持つ鍼灸師ですが、いざ鍼灸師として働いてみると「出会いがない」「パートナーとなかなか時間が合わない」など恋愛に関するいろいろな悩みを持つことがあります。
気になる鍼灸師の恋愛事情について解説します。
鍼灸師の出会い
そもそも鍼灸師はパートナーとどこで出会うのでしょうか。おもな鍼灸師の出会いの場には以下の3つがあります。
・職場恋愛
・学校の同期・先輩・後輩
・患者さん
職場恋愛
王道ですが、同じ職場で出会った鍼灸師同士、または他の職種の方と恋愛するパターンです。
一緒に働くうちにお互いの良いところを見つけたり、同業者だからこその悩みも共感できたりすることで、職場恋愛に発展するケースも多いと言えるでしょう。
学校の同期・先輩・後輩
学生時代から付き合っている相手とそのまま結婚する鍼灸師もたくさんいます。
一緒に勉強をした仲でもあり、就職後は仕事について話し合うなど同じ仕事や夢を共有することで生涯のパートナーとなるパターンです。
鍼灸師に関する共通の話題を持っている、さらに付き合いが長くお互いの性格などを知り尽くしているため、ゴールインするカップルも多いのではないでしょうか。
患者さん
鍼灸師として自分が担当した患者さんと恋愛に発展するパターンです。
鍼灸師は患者さんへ施術を提供することでだんだんと親密になり、恋愛関係となることもあるでしょう。
ただし、トラブル防止のために患者さんとプライベートなお付き合いを禁止している治療院も少なくありません。
鍼灸師の恋愛に関するお悩み
鍼灸師はパートナーと出会えたものの、働き方によっては恋愛に関するさまざまな問題を抱えてしまうことがあります。鍼灸師が抱えがちな恋愛に関する悩みについて順に解説します。
勤務時間が長く、休日が合わない
鍼灸師はパートナーと時間が合わず、なかなか会えないことも多いです。
治療院は勤務時間が午前9時から午後20時くらいまでが一般的で、土日や祝日が休みでない院もたくさんあります。
シフト制で平日休みの勤務体系は他人と予定が合わせにくく、勤務形態によっては長い間パートナーと会えない、ということもあります。
収入は安定するが、高くはない
鍼灸師は経験を積めば収入が安定しますが、20~30歳代の若年層ではまだ収入が安定しません。
厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査では、鍼灸師・柔道整復師が含まれる「その他の保健医療従事者」の収入は、20代で月収20万円台前半、30台で20万円台後半 という結果となっています。
結婚前の20~30歳代は収入面がやや心もとないことが、恋愛面に影響があるかもしれません。
自己研鑽で精一杯
鍼灸師は腕が良ければ患者さんからの信頼も得られるため、「もっと技術力を高めたい」という向上心を持つ方も多いです。
その結果、勤務時間外でもスキルアップのためにセミナーや勉強会に参加するなど、仕事にばかり注力してしまうことも。
恋愛や結婚と仕事のバランスを取るのが難しく、気が付くとずっと独身でいることにもなるかもしれません。
3.鍼灸師がモテるためには
鍼灸師はさまざまなモテる要素があるものの、なかなかパートナーに恵まれない、という方もいるかもしれません。鍼灸師がモテるためにやっておきたいことを解説します。
向上心を持ってスキルアップ
技術力の高い鍼灸師は患者さんから信頼を得られ、人間的な魅力にもつながります。まずは向上心を持って、鍼灸師としてのスキルアップにはげみましょう。
施術のスキルを高める方法のひとつに、幅広いアプローチ方法を身に付けることがあります。施術にも活用できる、新しい知識や技術に関連する資格を取得する方法も有効です。
たとえば健康管理士一般指導員を取得し生活習慣の見直しや環境改善といった、病気の発症を予防からのアプローチができるようになります。同じ国家資格である柔道整復師や、アロマテラピーに関するアドバイスができるアロマセラピストの資格取得を目指すのも良いでしょう。
鍼灸師としての経験を多く積むことも、スキルアップにつながります。多くの患者さんへの施術をしっかり行うことで経験を積み、自分の技術力にも良い影響が出るでしょう。
聞き上手になるように意識する
「自分の話を聞いてくれる人」に対して、患者さんは安心感や信頼感を持ちます。モテる鍼灸師の要素のひとつである聞き上手になるように意識しましょう。
ただ話を聞くだけでなく、相手の話を積極的に理解しようとすること、不明点があれば質問をする、アイディアを提供する、などの対応をすることを意識すると、聞き上手な鍼灸師に近づけます。
4.まとめ:鍼灸師の魅力をアピールして仕事・恋愛を両立しましょう!
鍼灸師がモテる理由や恋愛事情、モテる鍼灸師になるためのポイントを解説しました。
鍼灸師は患者さんへの施術を行うだけでなくさまざまな話を聞くことから、モテやすい職業でもあります。
患者さんの体の不調への的確なアプローチと、悩み事をしっかりとヒアリングできる力があれば、患者さんの信頼をつかみ取れる、モテる鍼灸師を目指せるでしょう。
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