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エステティシャンになるための資格をご紹介!目指し方や仕事内容を徹底解説!

エステティシャン

美容のプロとして、お客様の「きれいになりたい」を叶えるためにさまざまな施術を提供するのがエステティシャンです。

これからエステティシャンを目指したい場合「特別な資格は必要?」「なるためにはどうすればいい?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、エステティシャンになるために必要な資格やなる方法、具体的な仕事内容について解説します。

1.エステティシャンになるには必須の資格はない

エステティシャンとは、瘦身や脱毛などの施術をお客様へ提供する美容のプロです。お客様へ施術を提供することから、エステティシャンになるには特定の資格が必要というイメージがあるかもしれませんが、エステティシャンになるために必須の資格はありません。

ただし美容に関連する資格を取得しておくことで、お客様からの信頼が得られて指名が増える、スキルアップや転職に有利といったメリットがあります。

一般社団法人日本スキンケア協会が実施したアンケート調査では「エステティシャンなどの美容家を信用できるかどうか」をエステなどの美容サロンを選ぶポイントとして重視していると回答した人が、エステ経験者で70%、エステ未経験者で80%に上りました 。

資格を取得したエステティシャンはお客様からの信用が得やすく、集客にも効果的であると言えるでしょう。

2.エステティシャンになるには?

エステティシャンになるための具体的な方法は、以下の3つです。

・美容専門学校に通って学ぶ
・エステティックスクールで学ぶ
・エステサロンで働きながら学ぶ

それぞれの方法について解説します。

美容専門学校に通って学ぶ

美容師・理容師の国家試験の受験資格が得られる美容専門学校の中には、エステティシャンを目指すための美容科やエステティックコースといった学科やコースを設けているところがあります。

美容専門学校では、一般的に昼間課程(2年以上)、夜間課程(2年以上)いずれかで学ぶことになります。

基本的には、1年次に美容の知識や技術を、2年次にエステに関する専門的な知識や技術を学ぶカリキュラムが設けられています。専門学校の良いところは美容について幅広く学べるほか、ネイルやメイクといった美容に関する他の資格取得も同時に目指せる点です。

ベスト進学ネットの調査によると、2年生の場合の学費は200万~270万円程度であり、初年度に150万円ほど必要になるようで。

ちなみに、学校によっては3年以上の通信課程が設けられているところもありますが、エステティシャンを目指す人向けの学科やコースがあることはほとんどないでしょう。

エステティックスクールで学ぶ

エステティックスクールとは、フェイシャル、痩身、脱毛などエステに関する専門的な分野に特化した技術を身につけられる専門のスクールです。

日本エステティック協会などの認定校では、講座やレッスン終了後に資格の認定を行っている場合もあります。

エステティックスクールはその自由度が魅力です。通学と通信を選べるだけでなく、複数回開講される講座や1日で完結するコースなど多様です。

そのため、働きながら・通学しながら学んだり、短期で集中的に学んだりと、ライフスタイルに合わせた学び方ができるのが特徴です。

エステサロンで働きながら学ぶ

エステティシャンは未経験でもなれるため、エステサロンで働きながら知識や技術を習得する方法もあります。

収入を得ながら技術が学べるほか、施術の準備や器具の消毒、サロンの清掃、レジ業務、受付などさまざまな業務に携わることになります。

エステで働きながら技術を身に付ける場合、研修などが充実しているかもチェックして求人を選びましょう。ジョブノートでは、未経験も可能、充実した研修制度を設けているエステティックサロンの求人も多く取り扱っています。

3.エステティシャンになるための資格

エステティシャンは資格がなくてもなれますが、資格があると自分の技術力の証明となるだけでなく、就職やスキルアップに有利、集客や指名につながるといったメリットがあります。

エステティシャンを目指すなら取得しておきたい、代表的な資格を順に6種類解説します。

①.日本エステティック協会(AJESTHE)の資格

一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)が運営、認定しているおもな資格を紹介します。

認定エステティシャン

AJESTHEの認定エステティシャンは、基本的な知識や技術を有しており、エステティシャンとしてサービスを適切に提供できる能力があると認められた時に与えられる資格です。

この資格は次の2つの条件を満たし、AJESTHEの正会員者になることで資格を取得できます。

・エステティシャンセンター試験に合格
・認定校で300時間以上のコースまたは、実務経験1年以上

認定上級エステティシャン

AJESTHE認定上級エステティシャンは、認定エステティシャンの上位資格にあたります。この資格を手にできるエステティシャンは、専門的な知識や技術に加え、店舗/サロンの利益やお客様満足向上を図れる能力を有しているとされています。

この資格は次の2つの条件を満たすことで取得できます。

・AJESTHE認定エステティシャンの資格を取得して2年以上(実務経験5年以上でも可)
・協会認定校で1000時間以上のコースを修了し筆記と実技のテストに合格(CIDESCO国際認定校を使う方法も有)

認定トータルエステティックアドバイザー

AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザーは、日本エステティック協会の資格の中でも最高峰といえるでしょう。エステティックについて精通しており、利用者に求められ、スタッフの指導まで任せられるエステティシャンに与えられる資格です。

この資格は次の2つの条件を満たすことで取得資格を得られます。

・認定上級エステティシャンの資格(CIDESCO資格でも可)
・資格取得後2年以上経過(実務経験5年以上でも可)

②.日本エステティック業協会(AEA)の資格

一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)では、おもにエステティックサロンでの実務経験がある方へ認定する資格を運営、認定しています。

AEA認定エステティシャン(基礎資格)

AEA認定エステティシャン(基礎資格)は、フェイシャルまたはボディのエステティックに関連する実務経験を1年以上持つ方を認定する資格です。

AREの最も基本的な資格といえるでしょう。

AEA上級認定エステティシャン(上位資格)

AEA上級認定エステティシャン(上位資格)は、AEA認定エステティシャン(基礎資格)の上位資格です。

AEA認定エステティシャン資格(もしくは他団体の同等以上の資格)を取得後、フェイシャルまたはボディに関して1年以上の実務経験を持つ方であれば試験を受けることができます。

また、認定エステティシャン資格を有していない方でもフェイシャルまたはボディに関して2年以上の実務経験があれば許容されます。

AEA認定インターナショナルエステティシャン(最上位資格)

AEA認定インターナショナルエステティシャン(最上位資格)は、AEA認定エステティシャン資格の中でもっともランクの高い資格です。

上級認定エステティシャン資格やそれと近しいと認定されている資格を有している方で、2年ないし3年以上の実務経験を有している方が試験に臨むことができます。

③.ビューティー・セラピー・ディプロマ(CIDESCO-NIPPON)

ビューティー・セラピー・ディプロマ(CIDESCO-NIPPON)とは、一般社団法人CIDESCO-NIPPONが運営、認定する資格です。世界水準のエステティックの技術や知識を持つエステティシャンであることを証明します。

ビューティー・セラピー・ディプロマ(CIDESCO-NIPPON)はCIDESCO国際認定校において1200時間以上のカリキュラムを終了し、CIDESCO国際試験に合格した者、または、実務経験が2年以上あるエステティシャンでCIDESCO RPL国際試験に合格した者に授与されます。

④.一般財団法人 ICAM JAPANの認定エステティシャン

一般財団法人 ICAM JAPANの認定エステティシャンは、通信講座で取得できる資格です。

“認定エステティシャンはICAMエステティック通信講座を修了し、ICAM特別認定専門校で120時間のスクーリングを修了後、ライセンス試験に合格すると発行”とされています。

スクーリングの受講には6ヶ月以上の実務経験、または未経験の方は、事前に80時間以上の講習が必要です。

⑤.CIBTAC

CIBTACとは、イギリスで誕生した国際資格認定機関であるThe Confederation of International Beauty Therapy and Cosmetology (CIBTAC)の国際認定資格 です。

日本国内のCIBTAC資格が取得できるセンター(認定校)の資格取得コースを受け、試験に合格することで取得できます。

⑥.ITEC

ITECとはイギリスの独立した試験諮問機関です。

日本国内のITECの認定校でITECの資格取得コースを受講し、修了試験に合格する事で取得できます。

4.エステティシャンの仕事内容

ここからは具体的にエステティシャンの仕事内容についてみていきましょう。

エステの仕事内容は多岐にわたります。おもな仕事内容について解説します。

カウンセリング

お客様へ最適な施術を提供するためにカウンセリングを行います。

カウンセリングでは、仕事内容や生活スタイルなどをヒアリングし、悩みの解決や改善のための施術を提案し、説明します。

施術

お客様へのカウンセリングをもとに、さまざまなエステの施術を提供します。

カウンセリングの内容だけでなく、その背景やお客様の状況にあった施術を相談しながら進められるといいでしょう。

具体的な施術方法についても簡単にご紹介していきます。

フェイシャル

フェイシャルは、顔や首、頭部へ行う施術で代表的なものとして、次のようなものがあります。

・顔の古い角質や表皮を専用の薬剤ではがすケミカルピーリング
・美肌効果のある化粧品を塗ってから、機械で美容成分を浸透させるイオン導入
・シミの原因となるメラニンを排除する特殊な光を当てるフォトフェイシャル
・顔のリフトアップが期待できるマッサージを行うリフティング

ボディ

ボディケアは身体の皮膚へアプローチする施術です。

オイルやクリーム、マッサージによってコリをほぐしたりリンパを流したりといった施術を行います。

脱毛

エステサロンでは、特殊な光で毛根にアプローチする光脱毛(フラッシュ脱毛)、またはワックスを塗布して一気に剥がすワックス脱毛を中心にした脱毛の施術を行います。

なお、美容皮膚科などで提供しているレーザー脱毛は医療行為となるため、エステサロンでは提供できません。

痩身

痩身エステは、ボディラインを整えることに特化したエステの施術です。

EMSやハイパーナイフなどの専用機器や、リンパマッサージによる施術を行います。

ブライダルエステ

ブライダルエステは、花嫁さんを対象にしたエステの施術です。

ウェディングドレスを美しく着るのを目的に、ドレスで露出する部分を中心にした施術を行います。

販売

エステの施術で使った商品をお客様が気に入ってくれれば、商品の販売を行います。

使用方法や日常生活での活用ポイントなどの情報を提供しつつ、お客様の購入を促す提案を行います。

衛生管理

サロンの衛生状態を保つのもエステティシャンの役割です。

施術で使用したタオルやシーツなどの洗濯や、サロンの清掃といった衛生管理を行います。

ホームページやSNSの管理

集客を目的にサロンがSNSやホームページを開設している場合、SNSやホームページの更新や管理もエステティシャンが行うことが多いです。

担当制のところもありますが、全員で協力する店舗もあります。

5.まとめ:美容のプロであるエステティシャンを目指そう

エステティシャンになる方法や資格、仕事内容を解説しました。エステティシャンは美容のプロとして、お客様にさまざまな施術を提供する職業です。今後も安定した需要が見込めるエステティシャンをぜひ目指してみましょう。

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【参照URL】
美容業界に求められるスキンケアの専門家 信用にはスキンケア資格が重要|一般社団法人日本スキンケア協会
美容系専門学校の学費の相場って? 美容専門学校の学費の相場って?|ベスト進学ネット
資格・検定 AJESTHE認定エステティシャン|一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)
資格・検定 AJESTHE認定上級エステティシャン|一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)
資格・検定 AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー|一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)
2016プロのアロマセラピストを育てるスクール「ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー」|CIBTAC資格対応コース
ITEC(英国アイテック)認定アロマセラピスト資格を取得するにはどうすれば良いの?|日本アロママイスタースクール
資格取得について ABOUT QUALIFICATION ACQUISITION 受験対象資格 AEA認定エステティシャン|一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)
Beauty Therapy Diploma|CIDESCOディプロマ

【引用URL】
エステティック通信講座 スクーリングについて 資格取得について|一般財団法人 ICAM JAPAN
WHERE WILL YOUR QUALIFICATION TAKE YOU? About CIBTAC|CIBTAC

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