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鍼灸師に向いている人の特徴7選!鍼灸師が活躍できる場所もご紹介!

鍼灸師

鍼と灸を使い、長年悩んでいる患者さんの痛みやストレスを緩和する…鍼灸師は素晴らしい職業です。

しかし、難しい専門用語や覚えることも多く勉強を続けている中で、ふと「自分は鍼灸師に向いているのだろうか」、「鍼灸師として働き続ける適性があるのか分からない」と心配になる方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、鍼灸師に向いている人の特徴を紹介します。この記事を読めば、鍼灸師として働き始める上で大切なマインドを知ることができ、あなたが働いてみたいと思える活躍場所も見つけることができるでしょう。

1.鍼灸師に向いている人の特徴7選

鍼灸師に向いていると言っても大それたことではありません。社会人としてのマナーと重なる部分も多い、鍼灸師に向いている人の特徴をみていきましょう。

清潔感や身だしなみに気を配る人

第一に身だしなみです。社会人として、人と接する仕事として、身だしなみを整えることはあなたの印象付けにも繋がります。

風邪を引いてしまい受診した病院の先生が髪はボサボサ、汚れた白衣を着ていたら、「ちゃんと診てくれるかな」と不安になってしまいますよね。患者さんが安心して施術できるように身なりを整えることは、鍼灸師としての常識です。

手先が器用な人

鍼灸師は人の身体に鍼を刺す、灸を据えるれっきとした医療行為です。

指先の感覚を頼りに、ツボの位置を正確に見極め、狙った場所に施術を行う必要があることから、手先が器用であることは利点となるでしょう。

コミュニケーション力がある人

的確な施術を行うために重要なこと、それはヒアリングです。

・どのような症状がいつからあるのか、どう改善したいのかなどを確認
・患者さんの悩みに寄り添い、「辛いですね」と声をかけることができる
・どのような施術を行うのかきちんと説明できる。

そのようなコミュニケーションが患者さんと鍼灸師の信頼関係を築くことに繋がります。

観察力がある人

観察力は、コミュニケーション能力と共に鍼灸師として必要な能力です。

患者さんとコミュニケーションを取りながら、表情、しぐさなどを見ることで症状の程度などを推し量ることができます。

また、それらの情報から不調の原因や適切な施術内容のヒントを得ることもありますので、よく聴き、よく見ることを心掛けることが重要です。

東洋医学への興味が深い人

東洋医学のひとつである鍼灸は、約2000年以上の長い歴史があります。

古代中国ではじまり、長い年月の中で技術などが受け継がれていく中で、道具や治療法、日本人の体質や文化に合わせた発展を遂げてきました。今日の日本は、健康寿命の大切さが注目されています。

治療が主な目的である西洋医学だけでなく、自然治癒力を高め、病気にならない身体を作ることができる東洋医学に対する探求心は、あなたの鍼灸技術を向上させるための根幹になるはずです。

それゆえ、常に学ぶ姿勢を持ちつづけることが鍼灸師にとっての大切なマインドになります。

向上心がある人

先述のように、東洋医学は長い歴史の中で日本人に合わせて、時代に合わせて進化を続けてきました。また医学全体を考えても日々、発展を遂げています。

治らなかった病気や症状が治るようになっていく…これは、医療に携わる人々が常に向上心を持ち、病気と戦ってきたことに他なりません。

今後も鍼灸に関する知見や技術が発展していく中で、常に学ぶ姿勢を持ち続けられるかどうかは鍼灸師として永く活躍するための鍵となります。

体力がある人

鍼灸師の仕事は、患者さんのヒアリングから始まり、身体全体に触れながら観察、患者さんそれぞれに合った施術を行います。

細い鍼を使用する施術は集中力も必要となるはずです。メンタル力も含めて体力勝負である仕事に間違いありません。

2.鍼灸師に向いていない人

ここからは鍼灸師に向いていない人、「こうゆうマインドだと仕事をするのが大変になる」特徴を解説します。

医療職としての責任感がない人

誤ったツボに鍼を刺してしまうと、必要以上に痛みを感じさせてしまう、症状の改善が見られないなどのトラブルが起きることもあるでしょう。

「医療を提供する人」としての自覚と責任を持ち、患者さんに接することが求められます。

将来の働き方や生き方が描けない人

鍼灸師は国家資格に合格して就職すれば、施術できるというわけではありません。

働く前に1~3年間ほど研修を受ける必要があり、一人前として働くことができるまでに5~8年ほどかかると言われています。

下積み期間が長い分、鍼灸師として働いた時のキャリアプランや目標などが明確になっていなければ「いつになったら働けるのだろう」、「このまま続けて本当に稼げるようになるのかな」など、辛く感じてしまうこともあるでしょう。

自分のビジョンを思い描くことは、鍼灸師に向いている人の特徴以上に大事なことになり得ます。

3.鍼灸師になるには

鍼灸師になるためには、養成施設に3年以上通い、国家資格を取得しなければなりません。

養成施設では、鍼灸師の基礎となる東洋医学や解剖生理学をはじめ、ツボ、治療・診断方法などの実践に繋がる知識を座学と実習を通して学びます。

国家資格取得後は鍼灸師と名乗れますが、一定期間の研修や経験を経て一人前の鍼灸師となっていきます。

4.鍼灸師が活躍できる場所(就職先)

適材適所という言葉があります。同じ鍼灸師とは言え、自身の能力が発揮できるかどうかは就職先によっても異なるでしょう。ここからは、鍼灸師として活躍できる場所を解説します。ぜひ、就職先の選択肢を広げるヒントにしてください。

鍼灸院

鍼灸師の最も一般的な就職先です。

東洋医学の考え方の1つである「未病」すなわち「病気でない状態」に戻す、または維持するための施術を行う治療院であり、長年悩みを抱えた患者さんが来る場所でもあります。

根気よく症状と向き合い、施術をしていく。未病医学にこだわることができる人に向いている職場です。

病院・クリニック

鍼灸は西洋医学との連携が可能です。下記を一例とする多くの病気にも効果があるとされており、東洋・西洋にこだわらず、医療全体に興味がある人は、病院やクリニックに就職することも選択肢に入れましょう。

医師・看護師などをはじめとする医療チームの一員として働くことにやりがいを感じることができるはずです。

【効果があるとされている症状・病気】

運動器系疾患関節炎、リウマチ、腱鞘炎、外傷の後遺症(骨折、打撲、捻挫)など
循環器系疾患冷え性、動脈硬化症、高血圧・低血圧症など
消化器・呼吸器系疾患慢性胃炎、便秘、気管支喘息、食欲不振など
疼痛性疾患頭痛、坐骨神経痛、術後疼痛など
感覚器系疾患眼精疲労、メニエール病、耳鳴りなど
泌尿器・産婦人科系疾患失禁症、更年期障害、月経異常など
小児疾患小児神経症、夜尿症、消化不良など
その他自律神経失調症、不眠症、肥満、アレルギー性疾患など

リラクゼーションサロン・エステサロン

鍼灸は自然治癒力を高める効果があり、施術を続けることで血流促進などにも効果があるとされています。そのような効果を美容に活用したのが美容鍼灸です。

美容に興味がある、美容が好きという人には、リラクゼーションサロン・エステサロンなどの美容サロンに就職することで「好き」を極めることができるでしょう。

スポーツチーム

スポーツが好き、鍼灸師としてスポーツ選手に携わりたいと考えている人には、スポーツチーム」への就職がおすすめです。

試合後のケアや怪我の予防に有効である鍼灸施術を受けるスポーツ選手が増えている中で、選手に寄り添い、サポートできる鍼灸師は今後ますます活躍が期待される治療家の1人です。

介護施設

介護施設では、健康や身体機能維持を目的として鍼灸師を雇用する施設が増えつつあります。

ご高齢の方の生活援助やサポートに興味がある場合は、介護施設で働くことも視野にいれてみましょう。

また、フランチャイズ展開している鍼灸院などでは、介護施設への訪問施術を行っている院もあります。

5.まとめ:キャリアビジョンを明確にしましょう!

鍼灸師として働くまでには長い道のりがあります。また、人に施術することに対しての責任や長時間の肉体労働など、就職後も不安が尽きないかもしれません。

しかし、誰もが最初から鍼灸師に向いている人格や精神力、体力を持っているわけではないことを知っておいてください。

養成施設で勉強する中で、研修を受ける中で少しずつ身に付けていくのです。そうしているうちに、経験値が不安を消し去ってくれることでしょう。

自分は向いていないかもと悩むより、将来どこで、どのように働きたいのか、理想とする将来像を描くことで、長い道のりのモチベーションにしていただきたいです。

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