女性に美しくなるための施術を提供するエステティシャンは、人気の職業でもあります。
これからエステティシャンを目指す方のために、志望動機や自己PR、職務経歴書の書き方とポイントを解説します。
例文も掲載していますので、エステティシャンとしての就職活動にぜひ役立ててください。
1.エステティシャンの志望動機と自己PRの違い
エステティシャンとして就職するために必要となるものに、志望動機と自己PRがあります。志望動機と自己PRの違いについて解説します。
志望動機とは
志望動機とは、一言で表すと「その企業に就職を希望した理由」です。そして多くの場合、自身がその職を死亡した理由や現在感じている魅力についても言及します。
つまり、エステティシャンの志望動機には、「なぜそのエステサロンを選んだか」「エステティシャンとして実現したいこと」を掛け合わせて記載することが求められます。
自己PRとは
就職や転職における自己PRとは、自身の性格や長所、これまでの経験を踏まえ、志望先の企業が最も魅力的に感じるようにアピールすることです。
エステティシャンでの自己PRでは、エステティシャンとして働く上で有利となる「自分の長所」や「取得した資格」だけでなく、応募したエステサロンが大切にしていることと自身の強みの共通点をアピールします。
2.エステティシャンになるための志望動機の書き方
エステティシャンの志望動機は、自分がエステティシャンになりたい理由と、そのエステサロンに就職したいと思った理由を記述します。とはいえ、どのような内容を書くべきか分からない、という方も多いかもしれません。
エステティシャンになるための志望動機の書き方を、ポイントを追って解説します。
ポイント①:要点をまとめて述べる
志望動機が書けるスペースは限られています。多くの内容を盛り込んでしまうとまとまりがなくなり、もっとも伝えたい内容がうまく伝わらなくなってしまいます。
志望動機は要点をまとめて、簡潔に書くようにしましょう。
基本の型として、志望理由、志望に至った具体的なエピソード、将来の目標やビジョンの流れに沿って書くのがおすすめです。流れに沿って簡潔に書くことで、要点がまとまった志望動機としてアピールできます。
ポイント②:具体例を挙げて説明する
志望動機には、志望に至った具体的なエピソードをひとつは入れるようにしましょう。
たとえば、エステティシャンの仕事を目指すようになったきっかけや、応募先のエステサロンに魅力を感じた体験談などを盛り込むと効果的です。
曖昧な表現や一般的な理由だけでは、熱意が伝えられません。
具体的なエピソードを入れることで、エステサロンの採用担当者や面接官がイメージを持ちやすくなるため、熱意の伝わりやすい、印象的な志望動機の作成につながります。
ポイント③:応募先との結びつきについて書く
志望動機には、応募先のサロンに関する内容も盛り込みましょう。エステサロンの採用担当者や面接官は、エステティシャンを目指した理由だけでなく、なぜこのエステサロンで働きたいのか、といった理由にも注目しています。
具体的には「サロンの経営理念に共感した」「サロンの雰囲気やスタッフの人柄が魅力的に感じた」「自分が興味のある分野の施術を提供している」などです。
志望するサロンならではの特徴に、自分の経験談や将来のビジョンなどを加えて志望動機として関連付けてまとめることで、説得力の高い志望動機が完成します。応募先への理解度と、働きたい熱意をしっかりと伝えられるでしょう。
志望動機のNG例
エステティシャンの志望動機としてNGなのが、以下のような要素を入れることです。
・エステの技術についての内容のみ
・学校で取得した知識や資格を技術とみなした内容
・苦手な部分を記載している
志望動機の内容が、エステの技術のみでは自分がエステティシャンになりたい理由やそのサロンで働きたい動機付けには結びついていません。エステの技術に関する内容は重要ですが、必ずエステティシャンやそのサロンを志望する理由を、具体的なエピソードとともに盛り込むようにしましょう。
学校で得た知識や資格があるので「技術力に自信があります」と言い切ってしまうのはNGです。エステティシャンとしての技術は現場に出てから身に付けるため、学校での知識や資格はあくまで前提条件です。
最後に、「フェイシャルは得意ですが脱毛は苦手です」といったような、苦手なサービスを記載してしまうと印象が悪くなります。得意、不得意に限らずエステサロンで提供しているのは大切なサービスです。苦手な施術がある=そのサービスに対してやる気がない、と取られてしまう可能性がありますので、避けましょう。
3.エステティシャンになるための自己PRの書き方
エステティシャンになるための自己PRでは、エステティシャンとして働くうえで活用できる自分の長所や強み、資格をアピールします。
具体的な、エステティシャンになるための自己PRの書き方をポイントごとに解説します。
ポイント①:自分の強みを強調する
自己PRを書くために、まずは企業にアピールできる自分の強みを把握しておきましょう。エステサロンや美容業界での業務経験や関連資格を持っていれば、強みとしてアピールできます。
エステや美容業界未経験の場合は、自分の長所や得意なことをアピールするのがおすすめです。たとえばアルバイトを通じて得た接客力や忍耐力、部活で得たチームワークや協調性、指導力などは、自分の強みとしてアピールできます。
自分の強みを自己PRに落とし込むときには、具体的なエピソードを交えて書くことで説得力が増します。
ポイント②:自分を採用することで応募先にとってメリット
自己PRでは自分の強みや長所だけでなく、自分を採用することで応募先にどのようなメリットがあるのかも記載しましょう。
エステや美容業界経験者の場合は、自分の持つ経験やスキルがサロンの利益や集客に役立つ、とアピールできますが、未経験者は無理に経験やスキルを応募先に絡める必要はありません。
たとえば「人と接するのが得意なため、お客様と信頼関係を築ける」「忍耐力があるので、変則的なシフトでも働ける」といった、サロンでの業務上でメリットとなるポイントを具体的にまとめましょう。
ポイント③:謙遜に伝える
自己PRは自分の長所や強みをアピールしますが、自慢話になってしまってはNGです。
ただ強みや長所を羅列するだけでなく、具体的なエピソードを結果だけでなくどのようなプロセスを経て結果につながったかを重視して盛り込むことで、自分の魅力をしっかりと伝えられます。
自己PRのNG例
エステティシャンとしての自己PRとして、以下のようなものは避けるようにしましょう。
・強みや長所を盛り込み過ぎる
・抽象的な表現が多い
・説明不足の記載が多い
多くの強みや長所をアピールしたい、という方も多いかもしれませんが、強みや長所を盛り込み過ぎるとまとまりがなくなり、人物像がぶれてしまいます。強みや長所をひとつに絞り、具体的なエピソードを盛り込んでまとめましょう。
抽象的な表現では、言いたいことが伝わらず採用担当者に具体的なイメージを持たせることができません。具体的な表現を心がけましょう。
エピソードにも説明が不足していると、エピソードから自分の長所や採用するメリットを伝えることができません。しっかりと相手に伝わるように内容を盛り込みましょう。
自己PRを作成後、家族や友人などにチェックしてもらい客観的に評価してもらうのもおすすめです。
4.エステティシャンの職務経歴書の書き方
他のエステサロンや他業種からエステティシャンへ転職する際に、必要となるのが職務経歴書です。エステティシャンとしての職務経歴書の書き方を解説します。
業務経験を具体的に記入する
エステティシャンとしての業務経験があれば、具体的に記載をしましょう。
施術内容はもちろん、フロント対応やカウンセリングなどの経験もあれば記載します。幅広い業務がこなせることは即戦力としてのアピールにつながります。
実績で即戦力としての価値を示す
指名件数や売り上げなどの具体的な数字もぜひ記載しましょう。
「キャンペーンで新規のお客様を〇件獲得した」「SNSで集客を行い継続率がアップした」など、数字とともに具体的なエピソードを入れるのも重要です。
実績を数字で入れることで信憑性が増し、即戦力としての強いアピールになります。
5.まとめ:印象を残すには自分らしさが大事!
エステティシャンとして就職、転職するための志望動機と自己PR、職務経歴書の書き方のポイントを解説しました。
自分が希望するエステサロンへの就職、転職を叶えるためには、自分だけの強みや長所をアピールするのはもちろん、サロンへの熱意や業務へのやる気をしっかり伝えるのが重要です。
納得の志望動機や自己PR、職務経歴書を書き上げ、希望するサロンへの就職、転職を実現させましょう。
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