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柔道整復師におすすめの副業9選!始め方・業種・注意点を解説

柔道整復師

2019年4月から施行された働き方改革により、副業をOKとする企業が増えています。

柔道整復師であるみなさんの中にも副業に興味がある、柔道整復師でも副業はできるの?と疑問に思っている方もいるでしょう。

本記事では柔道整復師の副業は可能なのか、どのような副業ができるのかをご紹介します。

おすすめの副業も紹介しますので、今後の働き方の選択肢として副業をすることも考えてみてはいかがでしょうか。

1.そもそも柔道整復師をしながら副業は可能?

そもそも柔道整復師をしながら副業は可能なのか?気になる方もいると思いますが、その答えはイエスです。

まずは、副業ができる理由と注意点をお伝えします。

組織に所属している場合

「柔道整復師」という職に対して、副業禁止の法律やルールはないことから可能だと言えます。

しかし、企業側からしてみると労働時間管理、社会保険や他方の会社でトラブルがあった場合の対応など、副業をする従業員の面倒をどこまで見るのか問題があります。

そのため、「禁止」、「届出制」、「一部制限」など、組織独自のルールを設けている場合もあるため、組織に所属しながら副業をする場合は、就業規則などで確認しなければなりません。

フリーランス・独立開業の場合

フリーランス・独立開業をしている場合は、ルールや制限にとらわれず自身の選択で副業をすることが可能です。

2.柔道整復師が副業するメリット・デメリット

ここからは柔道整復師が副業するメリット・デメリットを見ていきましょう。

柔道整復師が副業するメリット

柔道整復師が副業する主なメリットは、現在の職場以外で働くことによる収入、技術力アップなどです。それでは、メリットを見ていきましょう。

収入が増える

副業とはそもそも「本業+α」で働くことを意味します。ともすれば収入も+αになることは言うまでもないでしょう。

本業で安定した収入を得ながら、勉強や他資格の取得、旅行や車の購入など、自分がやりたいことに対して、本業だけの収入に比べてスピーディーに進めることができます。

技術力がパワーアップ

別の仕事をすることは、今まで気づくことがなかった視点や経験、ひいては柔道整復師としての技術力をパワーアップさせるきっかけになるはずです。

例えば、マッサージ師として副業をすれば、「外傷の治療」ではなく、慢性的な痛みや辛い症状を緩和させることが目的となるでしょう。そのため、施術する人の年齢や症状は幅が広くなるはずです。

Youtubeやブログなどで自身の経験や知見を発信するのであれば、根拠がある情報を提示するために勉強し直すこともあるでしょう。自身の基礎知識をさらに深め、定着させることに繋がります。

新たな人脈を作れる

本業のみの場合、同じ環境・同じ人と働き続けることが基本です。

しかし、副業によって異なる環境で働くと、本業だけでは出会うことができなった人と出会い、時にはそれが仕事の幅を広げるチャンスになることもあります。

開業・独立に繋がる

柔道整復師として独立開業目指している場合には、お休みの日に自宅サロンを開業するなど、まずは副業として始めると独立開業もスムーズになるでしょう。

・場所の確保ができている
・一定の顧客集客が見込める
・経営のノウハウを身に付けている

などなど、独立・開業する際にやるべきことを、副業ですでに始めていることが理由です。

「本業」→「独立開業」よりも、「本業+副業」→「副業を本業に移行」する方が一度にかかる負担が少なく済みます。

また、本業で得た収入で安定した生活を送りながら、独立開業を目指すことができ、お金の不安も軽減されることでしょう。

柔道整復師が副業するデメリット

柔道整復師としてだけでなく、あなたの人間性も大きく成長させる副業ですが、労働力が倍になるということを忘れてはいけません。

ここからは、副業するデメリットをみていきましょう。

違法な残業になるリスクがある

組織は、労働基準法で決められている労働時間(8時間/日、40時間/週)を超えて働く従業員には、いわゆる残業代を払わないといけません。

そしてこれは、本業と副業、両方の労働時間が通算されます。

それゆえ、本業と副業どちらも「雇用契約(組織に所属)」する場合は、どちらかまたは両方があなたに対して、残業代を払わなければならないのです。

例)本業の職場で8時間働いた同じ日に副業の職場で3時間働いた場合

例1)本業8時間+副業3時間

例2)副業の職場で3時間働いた同じ日に、本業の職場で8時間働いた場合

例2)副業3時間+本業8時間

これが冒頭で説明した、副業の面倒をどこまでみるか問題の1つです。
組織は、あなたが副業をしていると知らずに割増していないお給料のみを支払ってしまうと、法律違反のペナルティが科せられる場合もあるのです。

繰り返しにはなりますが、本業でも副業でも、どこかの組織に所属するのであれば就業規則をよく確認して会社が法律を守れるようにしましょう。なお、業務委託や起業など個人事業主として副業する場合には、この心配は要りません。

労力に見合わない副業もある

本業でどこかの組織で働いている場合は、労働時間・労力に対する対価としてお給料をもらうことが一般的です。

例)9:00~18:00まで、休憩1時間、時間外研修は月10時間程度、給与総額25万円

対して例えばYoutubeやブログを副業とした場合は、閲覧数に応じた収入です。

動画編集や執筆に何時間も何日も要したとしても、その時間に対する対価を得ることはできません。1か月数千円の収入だけという可能性もあり、労力に見合わないと感じることもあるでしょう。

本業に支障が出るリスクがある

副業は、少なからず新しい知識の習得や収入を増やすための労力をかけなければなりません。そうなると、睡眠不足や集中力低下など、本業に対するパフォーマンスが低下してしまう恐れもあります。

もし副業をする場合には、「副業する日・時間を決める」、「体力の限界8割までにする」など、本業に支障が出ない副業ルールをご自身で決めると良いでしょう。

どちらも「業(仕事)」です。やりたいことに集中したくなる気持ちは当然ですが、あなたが持つべき責任の重さは本業も副業も変わりません。どちらの責任も果たせるようにコントロールしましょう。

3.柔道整復師におすすめの副業9選

ここからは柔道整復師におすすめの副業を紹介します。どの副業も柔道整復師の資格、経験を生かすことができます。

往診

柔道整復師は、診察から治療までできる国家資格です。そのため、自宅に出向いて行う往診(柔道整復師の場合は「往療」)をすることが可能です。

なお、往診は「保険適用内」かつ対象とできる患者さんも定められているため、注意が必要です。

出張マッサージ

時間や施術内容、料金を自分で設定することができる出張マッサージは、保険適用もないことから往診に比べると、手軽に始めることができる副業の1つです。

安価かつ深夜でも来てくれるビジネスホテルなどの出張マッサージは、ビジネスマンに人気があり、需要は高いと言えるでしょう。

マッサージ屋

出張ではなく、マッサージ屋さんで働く方法もあります。

筋肉のハリや痛みを的確にほぐすことができるマッサージセラピストとして働くことは、柔道整復師以外のキャリア形成にも繋げることができるはずです。

柔道整復師学科の教員・セミナー講師

柔道整復師として実務経験が3年以上あり、教員になるための講習会を修了することで講師として働くことができます。

実務経験を積んだあなたが講師になれば、単に“柔道整復師になるための知識”だけでなく、患者さんへの対応、働くためのマインド、効率的な働き方など “働いたことがある人にしか分からない知識”も伝えることができるのです。

教える・伝えることに興味がある場合は、おすすめの副業です。

機能訓練型デイサービス(介護施設)

機能訓練指導員は、高齢化社会に伴う介護施設の増加する日本において、ニーズが高い職の1つと言えます。

ケガ・病気・加齢などで支援が必要になった方に対して、身体の状態に合わせた機能訓練やリハビリを行い、健康で自立した生活を送れるよう支援することが役割です。人間が持つ自然治癒力を高める治療ができる柔道整復師にはぴったりと言っていい副業でしょう。

また、介護福祉士や看護師、理学療法士など異なる職種の人たちと一緒に働くことができる環境は、新しい知識を習得しスキルの幅を広げることにも繋がります。

リラクゼーションサロン

心身をほぐし、癒しを与えるリラクゼーションサロンでは、柔道整復師のスキルを活用し、マッサージを施すことがメインのお仕事となります。

しかし、先述したマッサージ(筋肉のハリや痛みをほぐす)ではなく、“癒し”すなわち“疲れやストレスからの解放”を目的とする人が来る場所です。

そのため、外傷治療とは異なるアプローチで施術する方法を身に付けることできるでしょう。

ほかの接骨院・整骨院

本業で働いている院とは異なるサービスや業務をこなすことにより、更なるスキルアップや知識を習得することが可能です。
ただし、情報漏洩や独自サービスの観点から、同業の院で兼務することを制限している場合もあります。本業・副業それぞれの就業規則を確認し、他院で働くことができるのか事前にチェックしましょう。

Youtube

Youtubeは自身の知識・経験などを発信する副業の王道です。

発信力、人を惹きつける動画作成などのスキルが必要ではありますが、「自分がもし柔道整復術を受けるなら、どんなことが知りたいと思うのか」を考え、それを動画で分かりやすく解説することで、資格を生かした新たなキャリア形成を実現することができるでしょう。

ブログ

先述のYoutubeは動画制作が必須条件、そして動画作成にはそれなりのIT知識が必要です。それに比べてブログは、同じく副業の王道、かつ始めるハードルが低い副業です。

もちろん読まれなければ収入にならないため、人を惹きつける文章を書く勉強をしなければいけませんが、図解などで分かりやすく説明することで集客に繋がるでしょう。

4.まとめ:自分にとって最適な柔道整復師としての働き方とは?

柔道整復師におすすめの副業を紹介してきました。ここまでをまとめていきます。

・柔道整復師は副業が可能(組織に所属している場合には就業規則を要確認)
・メリットは、知識・技術力のアップ、デメリットは、労力に見合わない場合もあること
・副業はすぐに始められるものもあれば、新たな知識・スキル習得が必要なものもある

柔道整復師は国家資格を持つ治療家であり、資格を武器に様々な働き方をすることができる人とも言えるでしょう。

本記事を参考に、副業をする・しない、どのような副業を選択することが最適なのか、考えるきっかけになれば嬉しいです。

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